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第二種電気工事士実技試験対策

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第二種電気工事士実技試験対策

 

 

第二種電気工事士実技試験はこの資格の中で最も難しい難関と言えるでしょう。
なんと言っても出題される単線図をもとに提供される材料で時間内に欠陥のない工作物を作成しなければなりません。

 

初心者にとっては制限時間内にという点と、欠陥のないという点が難関となります。実技試験の当日、試験開始の合図があるまではどんな問題が出題されるかはわかりませんので、出題される単線図を見誤ったり、施工条件を見落として不合格になるということもありますし、しっかり出題を見ていると時間がなくなってしまって完成できなかったり、急いで欠陥作品を提出することにもなりかねません。ですから本当に心して実技試験に臨まないといけません。

 

幸い、事前にどんな試験問題が出題されるのかに関しては毎年事前に電気技術者試験センターがホームページで公開しています。

 

候補問題

 

毎年No1~No13まで13通りの単線図が出題され実技試験当日全国の各試験会場でその中のどれかが出題される仕組みです。ですから、今年の実技試験の候補問題が公開されたらそのPDFファイルをダウンロードして前年度の候補問題と変更があるか確認してください。もし、変更がないなら昨年の実技問題対策用の実践動画なども参考にできますし、また、多くの実技対策の合格本や講座などでは電気技術試験対策センターでその年の実技試験の候補問題が公開されたたそれに合わせた対策教材や動画を準備して販売しますので、実技試験に関してはその年の候補問題が公開されたあとに出された候補問題対策済みの教材を入手して学習と練習を行われることをおすすめします。

 

また、候補問題No.1~No.13はとても難しい問題もあれば比較的かんたんな問題もあります。そこそこ技術のある方なら練習無しで試験に臨んでも運良く簡単な出題だったために合格できたという方もいます。ただこれは実力で勝ち取った合格というよりはたまたま運が良かっただけであり、資格取得後、電気工事関係の職場で実際の工事を行う時に未熟な状態で作業を行うことにもなります。

 

 

ですから前もって時間を見出して13個の候補問題をすべて時間内に完成させられるように練習するならば経験を積むことになりますし、どんな問題が出ても慌てずに対応できるようになります。きっと一発合格できるでしょう。
わたしも私も一発で絶対合格したかったので学科試験が終わった次の日から候補問題のNo.1から順番に実際の試験を想定してタイムを計測しながら練習してゆきました。

 

初めて行ったNo.1は思ったよりも手こずって50分もかかってしまいました。でも同じ出題を2回、3回と行ってゆくに従ってタイムはどんどん短縮してゆき、40分以内に完成できるようになりました。時間内に欠陥なく完成できるようになったら次の候補問題に移ると言った仕方で練習を進めてゆくと電気工事作業に必須の、電線の被覆の剥ぎ取り、各種コネクタへの電線接続と取り外し、のの字曲げ、ランプレセクタプルへの電線のネジ止め、リングスリーブを使った電線の圧着、差込型コネクタを使った電線の接続、アウトレットボックス内での結線などが身についてゆきます。

 

もしどうしてものの字曲げができないとか、外装被覆や絶縁被覆を欠陥なくはぎ取れないと言ったことが問題となるなら、苦手な単一作業のみを繰り返し練習するなら、苦手を克服し、全体の作業も時間を短縮したり、完成度を高めたりすることができるでしょう。

 

また、候補問題の練習ですが、私の場合は初めに行ったNo.1は時間通りに行えず何回か練習したのですが、No2以降はコツをつかめるようになって、ほとんどが1回目で40分以内に作業を終了できるようになりました。「これは楽勝だなぁ」とにわかに思いましたが、3路スイッチや4路スイッチが含まれる出題やアウトレットボックス内での結線が必要な出題になるとまた時間を超過するようになりました。それでそのような苦手な出題は何度も何度も練習して間違わずに制限時間内に完成できるようにしました。

 

結果、一回しか練習しなかった候補問題もあれば何度も繰り返し練習した候補問題もあります。でも実技試験の前日までにはすべての候補問題を時間内に完成できるようになっていたので実技試験にも安心して臨むことができました。

 

実際の実技試験で出題された問題は候補問題でも比較的簡単なものでした。一回しか練習していませんでしたが、その問題で行う単一作業はもう何十回も行ってきたものなので楽勝でした。

 

制限時間40分のところ20くらいで作成し終えて何度も見直してしまいました。この自分の経験からきちんと事前にすべての問題を練習してマスターしておくなら第二種電気工事士の技術試験は誰でも合格できるのではないかと思います。

 

また、いくら作業は正確に素早く行えても配線を間違えていたらそれで一発不合格です。それで出題された単線図を複線図になおすことは全問題できなければなりません。一部の合格本や合格支援サイトでは複線図を書かない作業の方法を教えています。実際複線図を書く時間がもったいないということもあります。それを省ければ作業にもっと時間を用いることができるからです。私も初めは複線図を書くのはつまらないのでいきなり作業を行っていました。それでも問題ない場合もありますが、中には複雑な配線の出題もあり勘違いして接続や結線を間違えてしまうこともあります。ですから作業の前にかならず複線図を書く必要はありませんし、書かずに作業を終えられることもありますが、少なくともすべての候補問題の複線図を書けるようにしておくことは大切です。複線図が書けるということは配線図を理解しているということなのでたとえ実際には複線図を試験の時に書かなくても配線を間違うことはないでしょう。また、作業の途中でも配線に迷ったら落ち着いて複線図を書いて見るなら間違うことなく落ち着いて結線作業に取り掛かることができるはずです。

 

 

 


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