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第二種電気工事士試験の難易度

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第二種電気工事士試験の難易度

 

 

第二種電気工事士試験の難易度はどれくらいでしょうか?

 

第二種電気工事士試験は学科試験と実技試験に分かれています。年に2回全国の様々な会場で試験が開かれていて、前期は春、後期は秋に行われています。前期であるなら学科試験が5月、実技試験が7月、後期は学科試験が10月、実技試験が12月というスケジュールです。

 

学科試験で扱われる内容は

 

1,電力、電流、電圧の値を求める計算問題。
2,器具や道具の名称やその用途を問う問題。
3,配線設計に関する問題。
4,工事方法について問う問題。
5,電気工作物の検査に関する問題。
6,電気の法令関連の問題。
7,配線図に関する問題。

 

全50問です。問題は4肢択一で回答はマークシート形式となっています。制限時間2時間で50問中30問正解が例年の合格ラインです。ですから理数系ではない人には馴染みのない電気の計算問題を解けなくても暗記問題を抑えておけば合格ラインは超えることはできるのではないかと思います。ですから殆どの方は第二種電気工事士の学科は楽勝だとおっしゃいます。

 

もっとも油断は禁物です。電気工事士の学科試験は一夜漬けで勉強して合格できるような甘い試験ではありません。最低でも数ヶ月前から学科の出題範囲に関する学習を行い、過去の試験問題を実際の試験を想定して2時間以内に解いて答え合わせを行うということを過去2,3年分は行っておくと良いでしょう。

 

第二種電気工事士試験で難しいのは実技試験です。電気工事士試験で落ちる人の殆どはこの実技試験で落ちます。まず、学科試験が終わって1,2ヶ月後に実技試験が行われますが、実技試験は例年13例の出題候補の中から一つが各試験会場で出題され、単線の配線図と、施工要件に基づいて間違わずに配線や器具を加工して工作物を40分という時間内に作成しなければなりません。

 

試験会場で試験開始の合図があるまでは候補問題のどれが出るかはわかりませんので、13問全てを時間内に正確に作成できるように事前に練習してかなければなりません。

 

素人で準備や練習なしにぶっつけで実技試験を受けて合格できる人はおそらくいないでしょうし、経験者でも(電気工事は有資格者しか行えないので経験者と言える人はいないはずですが)準備や練習なしでは難しいのが実技試験です。出題された問題によっては簡単で運よく合格できるということもありますが、難しい問題が出されることもあります。時間内に正確に、欠陥なしに出題問題を作成するためには事前に13問全てを練習しておく必要がありますし、13問を繰り返し練習するにはそれなりの器具や配線を買い揃える必要がありますので、この点はハードルが高いと感じる方もいらっしゃるでしょう。

 

ただ、学科に関しても実技に関してもそれほど難しいことが求められているわけではありません。小学生や障害者も合格しているのですから。

 

事前の良い準備と練習が合格の鍵と言えるでしょう。

 

 

 


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